カクテルドラム導入の経緯

実は20代前半の頃、アコースティックスタイルのバンドに加入していた時期があり、先日更新したカクテルドラム紹介記事中にあるYAMAHAのClub Jordanを所有していました。

ライブでのお客さんのカクテルドラムの演奏に関する反応は、渋いっ!と、評判が良かったです。

その数年後、長い音楽活動のブランクに入り、ブランク期間中に売却したので今YAMAHAのClub Jordanは手元にありません。

数ヶ月前より音楽活動再開に向けて練習を再開し始めた頃、バンド活動に声をかけてくれたバンドがあり、そのバンドからアコースティックライブでの演奏の要請がありました。

自分の好みの問題なのですがカホンを含めパーカッションとして加入することは非常に考えづらく、バンドに参加するならパーカッション以外の楽器でドラマーとしてアコースティックでの演奏に参加したいという思いがありました。

自分の希望に合ったアコースティックで演奏できる楽器を模索した所、以前所有していたカクテルドラムのことを思い出しました。

既にYAMAHAのクラブジョーダンは廃盤になっていて、購入するなら中古しか無い状態です。

色々考え、他の楽器やパーカッションやカホンをドラムのようにセッティングする方法なども検討しましたが、自分の中で、よりドラムに近い感覚でアコースティックに参加するならカクテルドラムがやっぱりベストやなという結論に至っていたのですが、導入に際して廃盤になっているという問題以外に心配な点がありました。

それは、重量です。

ライブではお酒が入りますので、運搬は電車ということになります。

以前、所有していたのでわかるのですが、カクテルドラムを電車で運ぶのは相当キツイです。

はっきり言って車以外での運搬は無理だと思います。

楽器の運搬という重要な部分でひっかかってしまったので再度色々楽器を模索していますとカクテルドラムのオリジナルカスタムバージョンというか胴が浅く重量が軽く、さらに座って叩ける魅力的なカクテルドラムが見つかりました。

それが私が導入したDrum Shop Gatewayさんのオリジナルカクテルドラムです。

カクテルドラム

Drum Shop Gatewayさんのオリジナルカクテルドラムは、カスタムの都合上、スネア面を自分の真正面に持ってきてベストな距離感を確保するとペダルの位置がやや横になる為、演奏には慣れが必要なのですが慣れれば問題ないので私にとって非常に魅力の高いドラムと言えます。

イメージとしてアコースティック演奏にしっくりくるドラムが見つかりましたが、さらにもう一点考えなければならない重要なポイントがありました。

それは、カクテルドラムをどのように演奏するかです。

アコースティックでのライブはバーなどでの演奏が主体になるようなので、音量に制限があります。

そのため、ロッド系の小音量スティックなどが使われますが、そうなるとカクテルドラムだけでは表現力が乏しくなると考えられるため、ハイハット若しくはライドシンバルはセットするのが妥当ということになってきます。

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しかし、それを実現すると重量が大幅にアップするため運搬に支障をきたします。

なんとか楽器をそれ以上増やさずに且つ表現力は豊かにする方法はないものかと考えていたところ気づいたのがブラシプレイです。

ブラシ

ブラシを使うことで表現力が大幅にアップします。

ブラシ導入にはかなりの練習が必要ですが、もともとブラシには興味があったので良い機会と腹を決めました。

こうして、カクテルドラムで演奏するイメージが明確になったので、Gatewayさんに注文してカクテルドラムを導入しました。

ブラシでロックする

ブラシプレイで目にするもの聴くものの多くはジャズでのブラシプレイです。

しかし、ジャズで行われるブラシプレイをそのままロックに応用するのは適さない気がします。

それは、深い意味はなくて単純にスウィングのブラシプレイをビート系のリズムに置き換えられないというシンプルな理由です。

ブラシでスネアなどを叩く形でリズムを構成するプレイはロックやその他の音楽でもあります。

私がここで言うブラシプレイがロックに合わないというのは、ブラシの醍醐味であろうスウィープによるブラシプレイのことです。

スウィープでロックしているプレイは本当に見たことがありませんでした。

ブラシを持ったとしても叩けばリズムになるわけですから叩けばいいだけのことなのですが、そこは個人的な感覚でブラシはスウィープやろう、みたいな感覚があって、ブラシでロックするにしても全曲は無理でもスウィープで演奏するパターンは欲しいよなぁと思うのです。

そこでどうしたもんかと色々調べてみたのですが、実はこういうのことを10年前位に考えたことがありまして、その時は全くヒントも答えも見つからなかったんですよね。

しかし、年月が経って色んな凄いドラマーが現れたようで、同じ問題についてネットで調べているとあらゆる音楽をスウィープして演奏するドラマーがいたんですよね。

私がブラシでロックするドラミングの研究の主軸になったドラマーは2人いまして、Florian Alexandru-ZornさんとJojo Mayerさんです。

Florian Alexandru-ZornさんのプレイをYouTubeで初めて見たときは、これやん!って感動しました。

[youtube]http://youtu.be/Q-P6-EUW1hk[/youtube]

その後、Jojo Mayerさんのスウィープによるプレイと複数種のブラシを使うプレイを見てかっこええ〜、と感動しました。

[youtube]http://youtu.be/BRj40Tu_LA4[/youtube]

ただ、お二人ともテクが強烈ですもんで、自分に取り入れると言っても相当な練習が必要だし、できるようになれるのかすらわからない状況と言えます。

お二人がされてるプレイを見てやれそうなものとある程度の練習で克服できそうな雰囲気のあるものをチョイスして取り組もうと決めました。

加えてシャッフルなどのリズムではMel BrownさんやPeter Erskineさんも参考にしてます。

ブラシを使って、叩くと半叩きとスウィープを複合的に使ってドラミングできたらアコースティックライブでかなり面白い事ができそうだと感じてます。

現時点でバンドで今できるブラシを使ったアコースティックロックドラミングを先日スタジオで試してみましたが、自分的に方向性としてかなり納得の行くものでした。

スティックを使った思い切った爆音プレイとは全くことなりますので、演奏による爽快感が乏しくなるのではないか?、と不安もあったのですが、そこはやっぱりリズムがハマった時の気持ち良さは同じなんですよね。

益々ブラシによるアコースティックロックドラミングの面白さを感じました。

また今度、プロドラマーのどんなプレイを取り入れたかなどの具体的なドラミングについても書きたいと思います。

これからの相棒~カクテルドラム

カクテルドラム

先日、東京のGATEWAYさんでカスタムしてもらっていたカクテルドラムが届きました。

コンパクト&軽量。

使用環境はアコースティックでの演奏で、その意味では音量&音質とも◎

今までスネアやシンバルなどの部分楽器を所有していたことがありましたが、そういうものを所有するのとはなんとなく違った不思議な愛着感があります。

小さなボディ、要素凝縮、小宇宙な感じがそう感じさせるのかもしれません。

注文時にボディーカラーをブラックと迷ってしまったのですが、結果的にワインレッドで良かったです。

はっきり言ってめちゃめちゃ気に入ってます。

アコースティックでパーカッション以外の打楽器をお求めのドラマーにお勧めします!

カクテルドラムとは

カクテルドラム紹介

狭いバーなどの省スペースな環境で演奏できるよう作られたドラムでドラマーは立って演奏します。

現在は生産が完了してしまっているのですが、以前ヤマハがClub Jordanというスティーブ・ジョーダンのシグネチャーモデルのカクテルドラムを販売していました。

深いドラムを縦にセッティングして、下のヘッドを跳ね上げ式のペダルで叩くことでバスドラムの役目をして、上のヘッドにはスナッピーを付けてスネアドラムの役目をさせることで、1つのドラムでドラムセットのような演奏が可能です。

ヤマハのClub Jordanに関しては、別売の小口径のスネアとタムをセッティング可能で、より表現力豊かな演奏が可能なモデルでした。

現在、カクテルドラムを購入するには、中古品の購入または、ヤマハ以外の海外メーカーモデルの購入(楽器販売サイトで見かけました)、及び私が購入したDrum Shop Gatewayさんのオリジナルカクテルドラムの購入が可能です。

印象に残るドラミング

自分が音楽活動に励んでいた15歳〜27歳までの間、好んで聞いたりドラムをコピーしたりしてきた音楽やドラマーは、ロック、ハードロック、ヘヴィーメタルのジャンルのものがほとんどでした。

尊敬するドラマーの音楽ジャンルはそれとは無関係ですが、自分が音楽として聞いていたり演奏をコピーするのは、ロック、ハードロック、ヘヴィーメタルの音楽やドラムが好みでした。

その影響があり、自分の当時のドラムの演奏スタイルは、パワー、音圧、一発入魂を重視したスタイルでした。

しかし、当時から今も含めて見たり聞いたりしてきたプロの演奏、ドラミングの中でかなり強く印象に残っている演奏があるのですが、それが自分の好みであるロック、ハードロック、ヘヴィーメタルと全く異なるジャンルの音楽で、さらに色んなドラマーの情報を目にしていたつもりだったのですが全く知らないドラマーの演奏だったのです。

その演奏とは、ボビーコールドウェルのライブで見たドラマーの演奏です。

ボビーコールドウェルのスタイリッシュで心地良い音楽の中で土台を支えるドラマーの演奏が強く印象に残っているのです。

何が自分にとって印象的だったのか考えますと音楽の世界を最大限に活かすドラミング、最小から最大までコントロールされるダイナミクス、とてつも無い安定感の上でうねる人間らしいグルーブ、ロックやハードロックのドラマーの演奏と比較すると全く派手さが無いのに強烈に上手いなぁ〜と感服させてくれる感じ。

自分の好みとか何かを一切超えて大きなインパクトを受けた演奏でした。

なんかこう、音楽するって、演奏するってこういう事なんやなと教えられた感がすごくあったんですよね。

音楽ジャンル毎に素晴らしさがあり、気持ち良いポイントや大事な事があると思うのですが、曲を活かすとか、ダイナミクスとか、とてつも無い演奏の安定感とか、安定感があるまくりな上で思い切り人間らしいグルーブ感があったりとか、その演奏が自分的にホントに衝撃を受けたんですよね。

そこに衝撃を受けたという事は、自分が行きたいドラム演奏の方向性ってそういうとこなんやろなと思ったんですよね。

最近ドラム練習を活発に行う中で、ふと思い出しました、こういう事。

好きな音楽と違う所に理想があったという。

どこで何に出会うかわかりませんのでアンテナは常に張っとかなあかんなとお持います。

一歩でも理想のドラムに近づけるように明日からまた精進しようと。

ドラム練習記録5.1

スタジオ練習記録

今日はスタジオに入り、普段パッドで練習している内容を生ドラムで練習することと、前回同様グリップの調整の為の練習をしました。

日課にしている練習は、シングルストローク、ダブルストロークパラディドル3種、スプリングコントロール、フラム、ゴーストノート、ファンクビート、パラディドルのセットへの応用です。

前回スタジオに入った時は、自宅でのスネア、ハット、ペダルのパッドでの練習による向上具合を確認する形で入りましたが、今回はdwのセットの練習パッドを自宅の練習パッドに追加してから後の向上具合を確認する為のスタジオ入りだったので楽しみにしていました。

期待通り、dwの練習セットを追加した成果を感じ、前回スタジオ入りした時よりも自分なりにいい感じで練習することができました。

レギュラーグリップの調整はまだまだ微調整が必要な感じですが、ただ、親指の使い方とショットの角度の感覚に掴むものがあったなという感じです。

いずれにしても今日の練習では手応えがあったので、音楽活動再開へ前進しているなと嬉しく感じています。

それと、スタジオには20代前後のバンドマンが多く、個人練習で一人で行ってることもあり、アラフォーな自分は何と無く、何と無くですがちょっと居心地がよろしくなかったのですが、今日は私の他にも一人でスタジオ入りしている同年代気味なミュージシャンがいたので嬉しく感じました。

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ドラム練習パッドをグレードアップ

ドラム練習パッド

本日、dwのドラム練習パッドが届きました。

昨日まで使用していたハット、スネア、キックの練習キットにdwの練習パッドを加えて練習環境をグレードアップしました。

奈良では、近所にスタジオが無いためスタジオでの練習が不便でしたが、自宅にこれを購入して練習環境がかなりグレードアップしました。

14年間の音楽活動休止のブランクを一日も早く取り戻すのと、ついでに演奏スタイルを変更して一日も早く音楽活動に復帰するためには、これくらい必要だと気合が入ってます。

パッドの打感・音量が想像していたものと合致していたので満足です。

これで、今課題にしているパラディドルをセットに応用する練習に励みます。

パラディドルをセットに応用して曲の中でどう使うかはまだ理解できてませんがw、間違いなくセットドラミングの向上にはなるだろうという感じです。

また、グリップのレギュラーグリップ化に現在の努めてますが、パッド一個でストロークの練習をすることも大事ですが、セットで叩くとパッド一個ではできていたものがタムへ移動するとできなくなっていたりするので、セットで練習することは大事だと感じます。

いやいやホント、練習あるのみです。

steve gadd(スティーブ・ガッド)

私がリスペクトするドラマー2人のうちの一人は言わずと知れたスティーブガッドです。

スティーブガッドに関しては、世界中の多くのドラマーから尊敬されていますし、その演奏は芸術と言われています。

自分自身、ジャズを聞かない、やらないので本当の意味でというか、スティーブガッドの素晴らしさを音楽的に奥深いところまで語ることは無理ですが、私的にスティーブガッドのドラムに関して、私の中で他の世界のトップドラマーと比較してもスティーブガッドがナンバーワンであり続ける一つの要素があります。

それは、スティーブガッドの叩き方、フォームです。

無駄な力みが一切なく、動的に自然な動きの中で適切な演奏をし続ける叩き方、フォームに憧れます。




[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=j06-Qr0zTrI[/youtube]

 

 

http://www.drstevegadd.com/

Will Calhoun(ウィル・カルホーン)

私がリスペクトする2人のドラマーの一人目はスティーブガッド。

そしてもう一人のリスペクトするドラマーは、ウィル・カルホーンです。

Living Colourのドラマーであり、様々なミュージシャンと音楽活動をされてる素晴らしいドラマーです。

Living Colourはミクスチャーなので、本当に様々なスタイルの楽曲がありますが、楽曲に沿いつつ独特なアプローチで激しくそして優しく素晴らしいドラムを聞かせてくれます。

ドラミングの中にアフリカンを感じさせてくれるところが大好きなんですよね。

曲によってデイブ・ウェックルのドラミングとかとはまた違った意味で、独特なスタイルで叩きまくるとこも私には大きな魅力です。

自分が知らないだけなのかもしれませんが、ヘビメタからポップス、果てはジャズまでドラミングにアフリカンを上手くマッチさせてオリジナリティを強烈に発しているドラマーってウィルカルホーンくらいなんじゃないでしょうか?

理屈はどうあれ、純粋にリスペクトするドラマーです。


[youtube]http://youtu.be/h4bYtBbhZU0[/youtube]

[youtube]http://youtu.be/7M6khh5zaCg[/youtube]

 

http://www.willcalhoun.com/

 

身体は憶えている

15歳からドラムをはじめて27歳まで音楽活動を楽しみ、以後現在の本業である整体業に専念するために音楽活動を休止し、14年のブランクを経て音楽活動を再開したいという思いが高まって、2013年よりドラムの練習を再開しました。

現時点で練習を再開して2,3ヶ月になりますが、練習再開直後はブランクの影響の大きさを痛感。

こんなに思うように叩けなくなってるものかと落胆しました。

もうこれは一から練習しなおす気で練習しようと腹をくくり、基礎から練習を進めています。

しかし、練習再開直後は叩けなくなっている自分に落胆したのですが、基礎練習をしばらくコツコツと進めていると突然何かスイッチが入ったかのように手、足が動き出しまして、「なッ、なんでこれこんな早いスピードで叩けてんねん、俺!」みたいな現象が起こって驚きました。

身体って憶えてるもんなんやなと。

14年前に何回も何回も練習して身体に入れ込んだ技術は長いブランクがあったとしても何かしらのきっかけで取り戻すことができることを実感しました。

その現象によって、再開した練習に希望が見えたので以後は楽しく一つ一つ練習しています。

技術を取り戻すってちょっと大袈裟で元々そんな上手いドラマーでもありませんが、それなりにまずまずのところまで技術が戻って音楽活動を再開できるのが楽しみです。

あと、もうちょっとかなぁ~。